新型コロナウィルス罹患者のペットをお預かりする際のガイドライン
公益社団法人東京都獣医師会の危機管理室が、「新型コロナウィルス罹患者のペットを取り扱う場合のガイドライン」を発表しました。
東京都獣医師会:ペットをお預かりする際のガイドライン
本ガイドラインでは、罹患者のペットも新型コロナウィルスに感染している可能性があることを前提として、対応方法を以下の通りまとめています。
飼い主側が連れてくる場合
• 飼い主やその方と濃厚に接触している方は、連れてくることを遠慮してもらってください
• 預かるスタッフは、グローブ・マスク・エプロン・メガネ等を装着してください
• キャリーボックスに入れて連れてきてもらってください
- 可能であれば、預かる側で用意しておいたキャリーボックスに入れ替えてください
- 無理な場合は、預かったキャリーボックスを次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤、ハイター等)で消毒してください
飼い主宅に赴いてペットを預かる場合
• 飼い主宅はウイルスで汚染していることに注意しましょう
• 入室の前にグローブ・マスク・メガネ・ガウン等の防御衣類をつけましょう(廃棄のための容器も用意)
• 可能であれば2名で赴き、入室する人の防御衣類着脱等、汚染防止に協力してください
• 預かる側で用意したキャリーボックスにペットを移してください
• 無理な場合は、預かったキャリーボックスを次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤、ハイター等)で消毒してください
預かった際に実施すること
• マスク・グローブ・エプロン・メガネを装着して、ペットを洗ってください(界面活性剤でウィルスは死にます)
- 可能なら屋外でのシャンプーが望ましいです
- 屋内の場合、後で消毒しやすい環境を事前に作っておいてください(余計なものを片付け、部屋をシートで被覆する等)•ペットを洗う工程
- 毛をお湯でよく流しましょう
※シャンプー剤を使う前に、体を振らせないよう注意してください(ウィルスが拡散する恐れがあります)
- よく洗った後、ドライヤーで乾かしてください
- 工程が全て終了したら、防護に使ったものを外してください
※洗濯をすれば再利用可能です
猫の場合の注意点
• 先に爪切りをして、エリザベスカラーを装着する等の防御をしておきましょう
エリザベスカラー:AMAZON ←エリザベスカラーの画像が載っています
- 無理な場合は、クロルヘキシジン水で体を拭いても効果的です
その際はエリザベスカラーを装着して、猫が舐めないように注意しましょう
• 糞便の取り扱いには、マスク・グローブを使用してください
ペットホテル運営者だけでなく、飼い主の皆様も、上記対応方法を実践して、新型コロナウィルスの拡散を防いでいきましょう🍀
併せて読みたい☕️
新型コロナウィルスのペットへの感染と対処法まとめ